やっとこさ行ってまいりました神田神保町の古本まつり。正式には「東京名物神田古本まつり」というとか何とか。今年で通算五十七回を迎える、本好きにはたまらない秋の一大イベントです。
本日はせっかくツイッター始めたんだし、ということで古書店街でよく通うお店の紹介をしながら歩き回りました。が、そっちの方に手一杯で、肝心の古本まつりの紹介が出来なかった始末。そんなわけで、こちらのブログにて簡単にレポートしようと思います。

古本まつり期間は10月28日から11月6日までの十日間(ツイッターでは今日が四日目と書きましたが間違いでした。スミマセン)。いつもは広々とした靖国通りの歩道沿いに提灯や旗が飾られ、青空見本市と称して本の籠や棚がずらりと並びます。まさに圧巻。古本独特の臭いが通りに広がり、異空間に踏み入ったかのようです。人も普段よりごったがえすので、正直歩きにくい感じになりますが、それはそれ。盛り上がりを楽しみましょう。
期間中は古本に関連した各種イベントも開催。神保町へ初めて来た、とおいう方々への配慮か、MAPの無料配布やガイドブックの販売なども積極的に行っています。何せ200以上の古書店がひしめく神保町なので、初見の人はどこへ行けばいいのかわからなくなること必須でしょう。かくいう私も長年神保町に通いながら、その半分もお店を把握していません。
客層はやっぱりご年配の方が多い感じ。まぁ、売ってるものが古書ですからね。外国人のお客もチラホラ。
印象としては、やっぱり沢口書店の付近が一番混雑してます。ツイッターでも紹介しましたが、比較的一般受けする古書を扱っているお店です。お値段も安く、店員さんの接客ぶりとかもアグレッシブなのも、人が集まる理由でしょうか。普段以上にセールを行っている店もあり(一方で、イベントなんか知らん顔で通常営業してるような店もありましたが(笑))、私も中国関連の書籍をいくつかゲット。毎回掘り出しものに出会えるから、神保町通いは飽きません。
本好きの方は参加してみて損の無いイベントです。是非どうぞ。


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2015.07.19 古書探索


あちこちで開かれている古書イベントについて、このカテゴリではのんびり語りたいと思います。新しく立てさせていただきましたので、ちょっと前書きを。
高校から中国古典小説に触れてきた私は、大学生になるとよく古書店に足を運ぶようになりました。自分の読みたい中国小説は、普通の書店には全く置かれていなかったためです。日本における中国文学の出版事情を考えると、それは必然的なことだったのかもしれません。あの中国人作家の本が読みたい、と思っても、当然そこらの書店にあるはずはなく、大量の蔵書を抱える大学図書館にもなければ、古書店を探し回るしかなかったのです。

まあ私個人が中国ものの古書を求めることになったいきさつはさておき、古書には素敵な魅力に満ちています。
第一に、歴史的な価値です。古書には、現代では忘れ去られてしまった知識、ネットでは決して探し当てられない知識が沢山書かれています。現代の人々が過去を論じようとしても、それは結局現代人の視点という歪みが入ってしまいます。例えば中国で言うと、現代の私達は大躍進、文化大革命といった政策に愚かしさしか感じないでしょう。が、当時の日本で出版された書籍を読むと、それらの政策についても綺麗なイメージばかりが書かれているのです。こういう、過去の出来事を過去の視点で知る、というのは古書ならではの醍醐味だと思います。古書には、現代人が知ることの出来ない知識が沢山詰まっているわけです。
第二に、宝探しやコレクションとしての魅力。古書はレアなのです。もう一般的な市場には出回っていません。手に入れる苦労があったり、本を探すためにあちこち歩き回る、そういう楽しさもあります。読むだけでなく、買うまでが楽しい、というのも古書集めの魅力でしょう。

色々長くなりましたが、趣旨としては古書イベントのレビューを見て、少しでも多くの方が古書イベントに顔を出してくだされば、というようなことを目指して書いていく所存です。