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龍の髭 春秋梅菊のブログ

Category: 中国古典小説『今古奇観』抜粋レビュー  1/2

今古奇観 まとめ

 長きに渡って物語解説を書いてまいりました今古奇観。中国白話小説のエッセンスがたっぷりつまっているので、是非是非中国好きの方々に読んでいただきたい作品。そこらへんの図書館に行けば、大体置いてあるのではないかと思います。 このレビューは春秋梅菊が個人的に面白いと思ったタイトルを抜き出して紹介したものなので、実際は半分も紹介していません。なので、残りのタイトルについてもここで載せておこうと思います。...

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今古奇観 その十七

さて、今回にて今古奇観レビューも最終回です。最後にご紹介するお話は第三十九巻「夸妙术丹客提金」。「初刻拍案驚奇」の第十八巻にあたるお話。テーマは錬金術。中国では伝統的に道教がこの種の技能に通じており、仙丹という長寿の薬を生成したり、石や鉄を金銀に変えることが出来るとされていた。...

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今古奇観 その十六

本作のレビューもいよいよ大詰め。今回紹介するのは今古奇観の第三十八巻「趙県君喬送黄柑子」。「二刻拍案驚奇」の第十四話にあたる。...

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今古奇観 その十五

 ご紹介する今回のお話は「金玉奴が棒で薄情者を打つ」。古今小説の第二十七巻にあたる。原題は「金玉奴棒打薄情郎」。...

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今古奇観 その十四

今回のお話は「乔太守乱点鸳鸯谱」。醒世恒言の第八巻。太守というのは知事の別名。鴛鴦譜というのは夫婦のたとえ。つまり日本語の意味としては夫婦争いをまとめるといったところ。...

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今古奇観 その十三

今回のご紹介は第二十七回「钱秀才错占凤凰俦」。醒世恒言の第七巻。前回紹介した「蔡小姐忍辱报仇」の話は醒世恒言の第三十六巻だったが、今古奇観では話の順序が適当に入れ替わっている。...

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今古奇観 その十二

久しぶりの今古奇観レビュー。もう後半突入です。今回紹介するのは第二十六巻「蔡小姐忍辱報仇」。邦題は「蔡小姐が恥を忍んで仇を討つ」。醒世恒言の三十六話にあたる。ものがたり明の宣徳年間、武官の蔡武とその夫人は大の酒好き。ある時、目をかけてやっていた趙家の若者が科挙試験に合格、出世した恩に蔡武へ高い官職を与えてくれた。喜ぶ蔡武だが、娘の瑞虹は父が日頃飲んだくれているので赴任地の勤務は務まらないだろうと反...

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今古奇観 その十一

今回ご紹介するのは「喻世明言」より「蒋兴哥重会珍珠衫」の話。邦題は「蒋兴哥が珍珠衫に再び出会うこと」。いわゆる庶民の昼ドラ作品。個人的には、今古奇観の中でもかなり好きな一遍だったりする。ものがたり湖広の蔣興哥は父について商売を学び、若くして世渡りの術を身につけていった。彼は父の葬儀後に、許嫁であった王家の娘、三巧児を妻として娶る。二人とも美男美女であり、一対の玉器のような夫婦だった。仲睦まじく数年...

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今古奇観 その十

今回紹介するのは第十八回「刘元普双生贵子」。邦題は「刘元普が贵子を二人生む」。もとは「初刻拍案惊奇」の二十巻にあたる。今古奇観はこのカテゴリ最初の記事でも述べたように「三言二拍」(喻世明言、警世通言、醒世恒言、初刻拍案惊奇、二刻拍案惊奇)と呼ばれる説話集の中から四十編を選りすぐったものだが、その比重は割と三言に傾いていて、二拍の作品はそこまで多くない。ものがたり宋の真宗皇帝の頃、洛陽に劉元普という...

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今古奇観 その九

 今回紹介するのは第十七話「蘇小妹三難新郎」。資料によっては「蘇小妹三難秦観」という表記もあるが、意味は同じ。醒世恒言の第十一巻であり、邦訳は「蘇小妹が新郎を三度苦しめる」。タイトルに出てくる蘇小妹は、あの宋代の大家・蘇軾の妹である。え、蘇軾に妹がいたの? と驚く方もいるだろう。もちろん、いません。この蘇小妹、創作上の人物。詳しくはまた下で語るとして、いつも通り物語紹介を。ものがたり四川の眉州には...

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