2014_11
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(Tue)01:08

紅楼夢 第三十三回

三十三回 ついに終わりか? 悪魔のお仕置きタイム


・賈雨村のところから戻った宝玉、金釧児の死を聞いてビックリ仰天。すっかり落ち込んでしまう。

・間の悪いことに、厳格親父の賈政に出くわす。
「真昼間から鬱な顔しやがってどういうつもりじゃあ!」怒り三十パーセント上昇。

・さらに間の悪いことに、親王のところから使いが来て、御宅でかくまっている琪官を出してくださいとかぬかす。この一件で、宝玉が役者風情と懇意にしていることが親父にばれてしまう。
「勉強もせず、下等な役者とつき合うとは何事じゃあ!」怒り六十パーセント上昇。

・ホントに間の悪いことに、賈環が嘘の告げ口。
「宝玉お兄様は、金釧児を手籠めにしようとして失敗したんです。そしたら、金釧児が自害したんですよ」
怒り充電百パーセント。賈政、ブチ切れ。
「ウオオオオオオオ、あのど畜生を呼べえええ!!!」

・宝玉を捕まえ、仕置き棒でそのケツを叩かせる賈政。下男の打ちっぷりを見て「ぬるい!」と怒鳴るや、自分で棒を食らわせまくる。宝玉のケツは肉が破れ、見るも無残な有り様に。

・そこへ王夫人がやってきて、必死に夫をなだめる。ぐったりしている宝玉に覆いかぶさり、おんおん泣き出す王夫人。
「ああ、賈珠や! お前が生きていてくれたら、こんな子(宝玉)なんて百人死んでもかまわないのにい!」
賈珠というのは王夫人と賈政の長男で、李紈の夫。優秀な人物だったが、既に故人。王夫人は宝玉の不甲斐なさに、亡き長男を思い出してしまったのだった。王夫人とともにその場へ来ていた李紈も、これには涙を禁じ得ない。

・王夫人の有様に、賈政ももらい泣き。そんなところへやってきたのは大ボス、史太君。
「わしの宝玉をコロスなら、まず先にわしをコロスがよい! そうすりゃサッパリじゃろうが!」
「母上、私が息子をしつけるのも、ひとえに家のためでして…」
「ハッ! お前のオヤジは、そうやってお前をしつけたのかい。わかっとる、お前はわしら母子が嫌になったんじゃろ。いいとも、いっそわしらの方からこの家を出てってやるから!」
 すっかり委縮する賈政。王煕鳳がすかさず女房たちを怒鳴って、宝玉を寝床に運ばせる。

・襲人は主の有様に涙を禁じ得ない。茗烟の話で、宝玉が打たれた真相を知るのだった。

次回を待て

気になる人物達
賈宝玉…偶然や賈環の告げ口もあったとはいえ、日頃の報いですなコリャ。
賈政…確かに宝玉はどうしようもない。ぶん殴りたくなる衝動もわからなくはない。
王夫人…息子を愛する台詞はうるっときたが…。
李紈…亡き賈珠の妻。賈蘭の母。夫の名前を聞いて涙にくれる。
賈珠…宝玉と元春の兄。既に故人。李紈の夫で賈蘭の父。若くして試験に受かり、一族の期待も高かった。彼が生きていれば賈家の状況も大分違ったかもしれない。
史太君…母強し。さすがの賈政もおかーちゃんには逆らえない。
賈環…嘘をついて宝玉をはめる。こういう悪知恵はまわるんだなあ。
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