第八十四回 何が縁談じゃあああい! ちくしょおお!


・薛未亡人は医者の薬でどうにか回復。その後、元春の病気も良くなったという知らせで、家族一同は喜んだ。

・史太君はふと、賈政に宝玉の縁談の件を持ちかける。政はまだ一人前とは言い難い息子に嫁取りをするのは気が引けたが、史太君の言葉で考えを改める。

・宝玉は賈政に文章を見て貰った後、史太君達の食事の席に呼ばれる。ちょうど、史太君が宝釵の優れた人柄をほめたたえているところだった。

・その日、史太君のもとへ遠い親戚の張家から宝玉に縁談依頼が来るものの、相手のお嬢様が内気な引きこもりと聞いて史太君は断固反対。

・嫁取りの話題が出たので、史太君は奥方達を相手にその件を相談。王熙鳳はさっそく一言。
「アラ、お相手ならもうとっくに決まった方がるじゃありませんか。宝玉と金の首飾りの持ち主、こんな良縁ってありませんわ」

・その後、熙鳳は娘の巧姐が病気になったので、侍女に命じて薬を煎じさせる。そこへ現れた賈環は、うっかり薬の入った鍋をひっくり返し、中身をぶちまけてしまう。
王熙鳳「このクソガキ! うちの娘を殺そうってのかチクショー!」
 慌てて逃げ出す環。息子が失態を犯したと知った趙氏は、クソミソに環を怒鳴りつけるのだった。

小言
宝玉嫁取りの回。直接的に語られてはいないが、この時点でもう宝玉の嫁候補はほぼ薛宝釵になっている。
本来であれば、結婚の決定権は両親である政と王夫人にあるはずなのだが、史太君が家の最高権力者だけに、彼女の発言を政達は重んじているというわけ。

気になる人物達
賈宝玉…頑張って勉強中。そのため黛玉と疎遠になり、彼女の状況もわからずじまい。
史太君…宝釵を宝玉の嫁にすることについてはあれこれ言及しているものの、黛玉については殆ど語られていないので、一体どうするつもりだったかは読者によって意見の分かれるところ。
王熙鳳…娘の病気に慌てる。いちなんさってまたいちなん。ちなみに宝釵をさりげなく宝玉の嫁にと勧めた張本人。
巧姐…あんまり出番の無い金陵十二釵の一角。病気中。
賈環…出てきたかと思ったら一騒動。あんた毎回こんなんばっかやね。
趙氏…息子も息子だがあんたも同じようなもんだろ。
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