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2017_10
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(Sun)23:17

三国志演義 第二十四回

第二十四回 勝敗は風が知っている

・曹操は今回の暗殺計画が天子によるものだと知り、廃帝を検討するが、臣下達の説得でとりやめに。しかし気が収まらないので、董承達主犯格とその一族をことごとく皆殺し。ひええ。

・それでもまだ気が済まないので、曹操は帝の側室である董貴妃を自害させる。そのうえ皇族の外出を一切禁止し、見張りの兵に監視させるのだった。

・連判状の名簿にはまだ馬騰と劉備が残っている。郭嘉の進言もあり、まずは劉備討伐を計画する曹操。二十万の軍勢が徐州へ向かう。

・曹操軍が迫ってくる知らせを受けた劉備は、袁紹の加勢を求めるべく孫乾を派遣。が、いざ袁紹のもとに来てみると、相手は何やら落ち込んでいる。
袁紹「末の息子が病気だ。辛い。戦争どころじゃないよ」
袁紹配下の田豊は、曹操が劉備を攻撃する隙をつけば必ずや勝てると主張するが、袁紹はまるでやる気なし。どうしようもないので、ひとまず劉備のもとへ帰る孫乾なのだった。

・袁紹の助けが得られないとあって、焦る劉備。そんな兄の前へ張飛が進み出る。
「大丈夫だよアニキ。曹操の軍隊は遠いところから攻めて来てるからへとへとさ。隙をついて夜襲をかければいいんだ」
なるほどと思った劉備は、それに従い曹操軍を襲撃。ところが、曹操軍は旗竿が折れたのを吉兆と見て防備を敷き、劉備軍を散々に打ち破ってしまった。張飛ともはぐれてしまい、劉備はたった一騎で袁紹のもとへ逃げ延びた。

・曹操は進軍を続け、徐州を占拠する。しかし下邳にいる関羽は強敵で、簡単には倒せない。曹操はかねてから関羽の武勇を慕っていたので、仲間に出来ないものかと思案。そこへ進み出たのが張遼。
「それがし、関羽と面識がございます。何卒お任せくださいませぬか」
さらに程昱も進言。
「私にも計略があります。これに張殿が協力してくだされば、必ずや関羽も丞相に降りましょうぞ」

果たして、その計略とは?


小言
暗殺計画を暴いた結果、必然的に曹操vs劉備の流れに繋がった今回。兵力も充実しているし、そこそこいい勝負をするのかと思いきや、劉備はあっさり敗北。しかし、そこはやっぱり通俗小説の主人公なので、負ける理由もきちんと説明がされている。第一にあてにしていた袁紹の助けが得られなかったこと。第二に配下の兵士がもと曹操軍ばかりだったこと。そして第三は運に見放されたこと。曹操軍が折れた旗竿から奇襲を予言したので、劉備達の計略は失敗してしまう。正直、占いの部分はやり過ぎだけど、ヒーローたる劉備が負けるからには、これだけの理由が無いと読者も納得しないだろう、ということか。

気になる英雄達
曹操…徐州以来の虐殺ぶり。廃帝を考えるあたりすっかり悪役が染みついている。
献帝…怒り心頭の曹操に対してしらばっくれるも、かえって相手の怒りを倍増させただけだった。
郭嘉…曹操配下。丞相なら劉備なんて一ひねりっすよ、と攻撃を主張。ほんとこいつは調子いいことしか言わないな。
袁紹…駄目だこりゃ。
田豊…ふがいない主に憤慨。気持ちはわかる。
劉備…今回は色々事情が重なって負けてしまった。でもちゃんと生き延びる。曹操と同じくしぶとさは群雄随一。
張飛…前回と同じく頭脳戦をしかけるも、運に恵まれなかった。またしても兄弟は離れ離れに。
麋竺・簡雍…曹操の軍勢に対抗出来ず、城を放棄。仕方ないね。
陳登…曹操の軍勢に対抗できず、徐州を引き渡す。ちなみに、この後まるで登場しなくなる。
張遼・許褚・于禁・李典・徐晃・楽進・夏侯惇・夏侯淵…オールスターで登場。劉・張の夜襲を打ち破った。が、仕留めるまでには至らず。


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