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2017_12
07
(Thu)00:29

三国志演義 第二十六回

第二十六回 関羽「もう帰っていいスかね?」

・袁紹は劉備を殺そうとするが、相手は即座に反駁。
「顔良殿を殺したのは我が弟とは限りますまい。赤顔長髭の男など天下にいくらでもおりましょう」
 あっさり納得した袁紹、そばにいた沮授へ八つ当たり。
「お前のせいで、天下の義子を殺すところだったではないか!」

・顔良の仇を討つべく、袁紹配下の文醜が名乗りをあげた。袁紹は彼に十万の軍を与えて出撃させる。沮授は一気に主力をぶつけるのは得策でないと反対するが、袁紹を怒らせただけ。劉備も文醜から兵士を借り、出陣することを決意した。

・曹操は策を講じてこれに対抗。
 まずは兵糧を持った兵士達を先頭に進ませる→文醜軍が押し寄せると、兵士達は兵糧を捨てて逃亡→文醜軍、敵が捨てた兵糧に群がり隙だらけ→そこへ曹操の援軍が到着、あっという間に文醜軍を包囲した。

・味方が次々にやられる中、文醜はただ一人奮戦する。その強さは張遼や徐晃すらも退けるほどだったが、続いて現れた関羽には圧倒され、ついに切り捨てられてしまった。

・劉備も敵陣に弟の姿を見つけて喜ぶ。が、同時に袁紹軍にも知らせが伝わり、怒った袁紹は劉備を切ろうとする。
袁紹「貴様、よくも我が軍の大将を二人も斬らせたな」
劉備「袁紹殿、慌ててはいけません。これは曹操の罠でございます」
袁紹「なるほど」
 今度も劉備の舌先三寸で説得された袁紹、あっさり許す。劉備が腹心を曹操のもとへ送り、弟をこちらへ取り戻したいというので、袁紹もすぐに賛成した。

・こちら曹操軍。敵を破って宴会の真っ最中。そんな中、汝南で黄巾賊が暴れているとの知らせがもたらされた。関羽は自分が賊を倒すと申し出て、出陣していった。

・汝南に到着した折り、関羽は間者を捕らえたが、それは劉備のもとから遣わされた孫乾だった。兄の消息を聞いた関羽は手際よく汝南を平定し、曹操のもとへ帰還。

・関羽が劉備の居所を突き止めたことは、曹操側にも知れ渡っていた。出発の支度を整えた関羽は何度も曹操のもとを訪ねるが、相手は仮病をつかって会ってくれない。やむを得ぬとばかり、関羽は手紙を届けると、劉備の夫人や従者達を連れて出立した。

・曹操のもとへ、すぐさま関羽逃亡の連絡が届く。配下の将軍・蔡陽は三千の兵を率い、その後を追うのだった。

どうなる!

小言
引き続き関羽主役回。前回に比べるとその活躍ぶりも大分まともな感じだが、そのせいか特筆すべきことも少ない。関羽があっさり勝ちすぎたせいか、強敵であるはずの文醜も雑魚に見えてしまうのがちょっと気になる。手柄を立てる代わりにさっさと帰らせろよという言い分も身勝手極まりないと思うんだけど(大体アンタ捕虜の身分でしょーが)、それが通ってしまうのが関羽という人物の凄いとこなんだろう。
また今回は袁紹の無能ぶりが印象に残る。僅か二回の間に、顔良・文醜・田豊・沮授など優秀なメンバーが次々失われてしまった。
あと、黄巾賊って演義では話を動かすのに便利な連中なんだなってつくづく思います。

気になる英雄達
関羽…顔良に続いて文醜を討ち取った。さっさと兄貴のもとへ帰りたいのか、ちゃっちゃと手柄を立てまくる。
曹操…関羽を引き留める姿が必死過ぎて泣けてくる。その一方で、策略を用い袁紹軍をぼこぼこにするなどカリスマぶりも発揮。
荀攸…曹操配下。兵糧を先行させる曹操の作戦に周囲が首をかしげる中、ただ一人彼の計略を見抜いていた。まあ、それだけなんだけど。
張遼…文醜戦に参加するが、活躍できず。
徐晃…前回に引き続きかませ役。「飛び道具はだめぇ!」の叫びが何とも情けない。
劉備…身に降りかかる危険をのらりくらりとかわす。こういうところが曹操に好かれてるんだろうな。
袁紹…だ、ダメだ…この人。
文醜…袁紹軍大将。顔良と並ぶ実力者。しかしよく読んでみると戦果はゼロ。張遼や徐晃は遠間からの攻撃で退けただけに過ぎず、大した傷も負わせていない。関羽にしても、顔良の仇をとるとか言っておきながら、殆どまともに戦えないまま殺されている。うーむ、もうちょっと強敵ぶりを見せた方が関羽の強さも際立ったんじゃなかろうか。
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