第十二回 スーパー熙鳳タイムの始まりです 


・熙鳳のもとへのこのこやってきた賈瑞君。あれこれと話すうち「夜になったらいらしてね」と誘いの言葉をいただいて有頂天に。落ち着け。

・約束通り、夜になって穿堂にやってきた賈瑞、だが誰もいないうえに、入り口と出口の門を塞がれて、通りで立ち往生する羽目に(もちろん熙鳳の策略)。ちなみに季節は。「寒いッ寒いィッ!」。やっとの思いで朝を迎えた賈瑞は、疲労困憊で自宅へ帰った。

・賈瑞は両親がおらず、祖父の賈代儒が面倒を見ている。厳しい代儒は一夜帰ってこなかった孫に大変ご立腹。三十ばかり仕置きの板で瑞を叩き、さらに食事抜き、庭へひざまずかせて書物を読ませるなどの罰を与えた。瑞君のライフゲージは真っ赤っか。

しかしこのアホは懲りなかった。またしても熙鳳と約束を取りつけ、栄国邸に忍び込む。暗闇の中で見つけた人影を熙鳳だと思って抱きつくが、それは何と賈蓉に賈薔。賈瑞は見逃してもらう代わりに二人へ五十両払う羽目になった。しかもその後二人にはめられて頭から糞尿をかけられる始末。

・二度も騙されぼろぼろの賈瑞。だがまだ熙鳳への思いは消えない。もう諦めろよ。

・恋いこがれる余り、病気になった賈瑞。お金の無い代儒は強壮薬を栄国邸に無心するが、熙鳳が邪魔をして結局薬は手に入らず。

・そこへやってきた謎の道士。「恋の病を治してしんぜよう」と賈瑞に両面の鏡を渡す。その名も「風月宝鑑」。

・鏡の裏面を見ると、髑髏がうつっている。びびって表面を見たら、なんと熙鳳がうつっていた。「うおおっ、熙鳳たんだ!yeee!」 瑞君は鏡の中の熙鳳で何度も昇天。精を使い果たして亡くなってしまう。

・さて一方、林黛玉のパパ林如海が重病になったとのことで、黛玉は一時帰郷するのだった。

まて次回

小言
とうとうどす黒い一面を読者に見せつけた王熙鳳。賈瑞を徹底的にはめ殺す。まあ賈瑞の自業自得ともいえるのだが。今回は話がじっくりと進んでかなり楽しい。ちなみに「風月宝鑑」を持ってきた道士は、紛れもなくあの一話に登場した人物。今後もちょくちょく現れるので要チェキ。

賈瑞死亡事件に関わった人物達
王熙鳳…瑞に対する仕打ちはあんまりやろ~と思うかもしれないが、今後の話を読めばわかるように熙鳳はその辣腕ぶりで家の諸方から少なからず恨まれている。瑞君と不倫していたなんて噂が万が一知れ渡ったりしたら、それこそ彼女の立場が危うくなるのだ。なのでこの処置は適切……といっていいんだか。
賈瑞…哀れ。何も熙鳳にこだわらなくても良かったんじゃないのお?
賈代儒…息子夫婦がいないうえに、今回で孫まで失ってしまった。
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