第十六回 絶頂と転落が同時進行だなんて…

・宝玉は秦鐘が病気とあって、勉強に身が入らない模様。

・煕鳳は張家の裁判沙汰へ手をだし、破談へ持ち込む。が、そのせいで結婚するはずだった張家の令嬢と李家の若様は自殺。しかし煕鳳は破談を成功させてお金を得たのでほくほく。張李家の二人を死なせたことは特にお咎めなしだったので、さらに肝が太くなった。

・賈政の誕生日が来たので、またも屋敷は騒がしい。

・その時、「一番上のおお嬢様(賈元春)が帝の妃になりました!」との朗報が!イヤッホウウウウウ!
上から下まで喜ぶ一族。

・だが一方、秦鐘のところでは、智能ちゃんがこっそり見舞いにやってきたのを見て祖父の秦業がブチ切れ(当時は封建社会なので智能ちゃんの行動はご法度。まして彼女は尼さん)。秦業は孫をぶちのめし、カッカしたせいで自らも倒れ、憤死。

・親友の状況を悲しんでいた宝玉だが、父の葬儀を終えた黛玉が戻ってきた、ということでちょっと元気に。

・黛玉と再会した宝玉は、北静王さまの贈り物をプレゼント。しかし黛玉は「汚い男の人が持ってたものなんか、欲しくありませんのよ」。ヒデェ!

・秦鐘君、とうとう亡くなる。合掌。


小言
展開が速い速い。秦鐘が病気になってあっという間に亡くなってしまう。祖父の秦業も死んだため、一族が滅びたことになる。一方で賈家は煕鳳の権力上昇、元春が妃になるなどいいこと尽くめ。秦家の滅亡を同時に描写しているあたり、かなり暗示的である。

気になる人物
林黛玉…父の葬儀を終えて帰った我らがヒロイン。再会を喜ぶ宝玉のプレゼントを冷たく突っぱねる。感じ悪いよアンタ。
秦鐘…あんまりにもあんまりな最期だ。
智能…本文ではあっさり書かれているが、寺を抜け出して見舞いにいくとか当時はかなり危険な行為。
王煕鳳…張家の一件でますます調子づく。もう誰も止められない…。
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